BLEACHの猿柿ひよ里の戦いと仲間への思いとは？

猿柿ひよ里は、『BLEACH』に登場する「仮面の軍勢」の一員で、護廷十三隊の十二番隊副隊長として活躍した元死神です。

彼女は藍染惣右介の策略により虚化させられ、護廷十三隊を追われることになりましたが、持ち前の強さと技術力で仮面の軍勢として戦い続けました。

本記事では、猿柿ひよ里のキャラクター性や彼女の活躍を徹底解説していきます。

猿柿ひよ里の性格と特徴

喧嘩っ早い関西弁の少女

猿柿ひよ里は、金髪のツインテールとそばかすが特徴的な小柄な少女です。

関西弁を話し、口癖は「ハゲ」といった強烈な言葉遣いが目立ちます。

その喧嘩っ早い性格から、同僚や友人に対しても容赦なく怒りをぶつけることが多く、特に平子真子とは出会い頭に蹴りを入れるなど、ユニークな関係を築いています。

死神としての高い戦闘能力

ひよ里は、護廷十三隊十二番隊の元副隊長として、高い実力を持つ死神です。

彼女の斬魄刀『馘大蛇（くびきりおろち）』は、巨大なギザギザの刃を持ち、強力な攻撃を繰り出すことができます。

また、仮面の軍勢として虚化能力を持ち、虚閃（セロ）や空中での連続蹴り技「ガトリング地団駄」など、多彩な技を使用できる点も彼女の強さを物語っています。

護廷十三隊時代の活躍

浦原喜助との関係

猿柿ひよ里は、護廷十三隊十二番隊の副隊長として浦原喜助と共に技術開発に携わっていました。

彼女は前隊長の曳舟桐生を深く敬愛していたため、浦原が新隊長に就任した際には強い反発心を抱いていました。

それでも、技術開発室長として浦原をサポートし、嫌々ながらも研究や実験に協力していましたが、彼に対しては常に厳しい態度を崩しませんでした。

藍染惣右介の策略による虚化

ひよ里の運命を大きく変えたのは藍染惣右介の策略です。

110年前、彼女は十二番隊副隊長として、虚化事件の調査中に藍染の陰謀に巻き込まれ、自身も虚化させられてしまいます。

虚化によって護廷十三隊を追われ、他の仮面の軍勢のメンバーと共に現世に逃亡することになり、彼女の死神としての人生は大きく変わることとなりました。

仮面の軍勢としての活動

一護への虚化訓練のサポート

猿柿ひよ里は、仮面の軍勢の一員として黒崎一護が虚化能力を習得するための訓練をサポートしました。

彼女は、厳しいながらも的確な指導を行い、一護が内なる虚を制御するための戦闘訓練を担当しました。

訓練中、一護に対しても常に喧嘩腰な態度を崩さず、強烈な言動で接しましたが、その裏には一護に対する信頼と期待が込められていました。

空座町での決戦とその後の運命

空座町での藍染惣右介との決戦では、ひよ里は日番谷冬獅郎や矢胴丸リサと共にハリベルと対決しました。

彼女は藍染の挑発に乗り斬りかかりますが、市丸ギンの斬魄刀「神鎗」によって体を両断され、重傷を負います。

その後、ハッチと卯ノ花烈によって治療を受け、命を取り留めましたが、戦いの後も死神や尸魂界に対しては不信感を抱き続け、現世に戻り続けました。

猿柿ひよ里の斬魄刀と技

斬魄刀『馘大蛇（くびきりおろち）』

猿柿ひよ里の斬魄刀は『馘大蛇（くびきりおろち）』という名前で、その解号は「ぶっ手切れ」です。

解放されると、刀身が大きなギザギザを持った身の丈ほどの大剣に変化し、強力な斬撃を繰り出すことができます。

しかし、劇中ではこの斬魄刀の特殊能力が詳しく描かれていないため、その真の力は謎に包まれたままです。

虚閃やガトリング地団駄などの必殺技

虚化したひよ里は、虚の技である虚閃（セロ）を使用することが可能です。

彼女の虚閃は赤いビーム状のエネルギーを口から放つ強力な攻撃で、相手に大きなダメージを与えます。

また、彼女のオリジナル技であるガトリング地団駄は、空中に飛び上がりながら相手に連続して蹴りを叩き込む技で、素早い動きを活かした攻撃が特徴です。

まとめ：猿柿ひよ里の魅力と成長

猿柿ひよ里は、喧嘩っ早く短気な性格ながらも、高い戦闘能力と深い仲間思いを持つキャラクターです。

護廷十三隊の副隊長としての過去や、仮面の軍勢としての苦難に満ちた日々は、彼女の強さと意志の強固さを象徴しています。

また、虚化の力を使いこなしながらも、自身のアイデンティティや仲間への思いを貫き通す姿は、多くの読者に共感と敬意を与えています。

最終的に猿柿ひよ里は、死神や人間との対立を抱えながらも、仲間との絆を大切にし、戦士としての成長を見せました。

彼女の厳しい指導や強烈な性格の裏には、強い責任感と仲間を守りたいという願いがあり、それがひよ里の最大の魅力と言えるでしょう。